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【素人インプレッション】BORA WTO 60は貧脚サイクリストにもアリなカーボンホイールなのか?

BORA ONEを手に入れてから、BORAの素晴らしさを実感していたためBORA WTOの登場はかなり気になっていた。BORA ONE 35に不満はなかったが、ビアンキのFENICEを手に入れてから、ヒルクライムはFENICEで平地はエアロモデルのNITROGENと無意識に使いわけていたため、エアロロードならもっとディープリムホイールを履かせてもいいのではないかという思いが芽生えだした。カンパ以外のホイールも気になったが、カンパニョーロ以外のカーボンホイールは基本的に値段が高い。

しかも、カンパのG3スポークが好きだし、BORA ONEの素晴らしさを実感していたので、ディープリムホイールもカンパニョーロで行こうと考えた。とはいえ、BORA ONE 50にしても、買い替えた!という実感も少ないので、WTOを選ぶことにした。WTOは45㎜と60㎜あるが、45㎜はMAVICのコスミックカーボンで経験しているので「ここは60㎜でしょう!」ということで60㎜を選ぶことにした。以上がBORA WTO 60を手に入れるまでの経緯。


BORA WTOのWTOは、Wind Tunnel Optimizedの略で、に由来する通り、カンパニョーロが空洞実験を繰り返し開発したエアロダイナミクスに特化した最新のエアロホイール。


そのため、リム断面はホイールメーカー各社がこぞって採用しているトレンドのU字型の断面形状となって、ハブ形状は空力を考慮した鼓形状になっている。スポークもエアロ形状のストレートプルタイプで、BORA ONEよりも触ってみると若干丸みを帯びでいる。


https://www.youtube.com/watch?v=bvlyM6pMJSc&feature=youtu.be
このカンパニョーロがBORA WTOのプロモーション動画を作成しているが、エアロダイナミクスに絶対の自信をもっていることがうかがえる(盛りすぎだろ!と言えなくもないけれど)。

wto60.jpg

BORA WTO 60のインプレッション、貧脚ローディーでもわかるその凄さ!


実際にBORA WTO 60に乗ってみると、60㎜ハイトのリムなのでBORA ONE 35に比べれば当然漕ぎ出しは気持ちモッサリしている。ダンシングもディープリムということもあり、タイミングが取りづらい。しかも、走った当日はなかなかの強風だったため何度か横風によって前輪を持っていかれたときは「BORA ONE 35のままでよかった!失敗した!いいところは見た目だけかよ!」と正直絶望した。


でもその考えを吹き飛ばすほどのポテンシャルをBORA WTO 60は秘めていた...
ディープリムの最大のメリットである高速巡行だけれども、ホビーレーサーである自分自身は貧脚なため、35km/h以上で巡行することは稀。だからこそ、よくディープリムのインプレッションでよく目にする35km/h以上になると速度維持がラクというインプレに、自分はそこまでスピード出さないし...と思っていた。でも実際平坦のロングコース(30回以上走った自分のトレーニングコース)を走ったとき、気づけば40km/h前後のスピードで走っており、速度維持が非常に楽だった(当然追い風ではあったが)。おかげで5㎞のタイムトライアルが30秒以上更新してしまった数値を目にしたときには大興奮。25㎞/h以上から聞こえ出すディープリム特有の風を切り裂く音と相まって走っていてとても楽しかった。正直、この気持ちよさを手にできるのなら、ヒルクライムのときすこししんどいことや、多少横風に煽られることなんて大したことないと思えるほど、BORA WTOの魅力に取りつかれてしまった。


ブレーキ性能についてもAC3処理が施されているためアルミリムホイールとの差異はほとんど感じられない。またBORA WTOは、クリンチャータイヤだけではなくチューブレスタイヤにも対応しているので、そこは楽しみである(まだチューブレスタイヤを試してはいない)。


BORA WTO 60は、複数ホイールを所持していて状況によって使い分けを考えているならおすすめのホイール。オールマイティに使いたいのであれば、60㎜ではなく45㎜ハイトのBORA WTOを選択しておいたほうが無難。


最後に、やっぱりディープリムを履かせるとロードバイクの見た目の戦闘力が一段と高まる。特にエアロロードは。


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